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15-3.体は、どうして発熱するのか【発熱のメカニズム(機序)】



 過去記事からの続きになります。

 

コチラもご覧ください(・∀・)

www.aikoandsibajyun.info

 

体はなぜ発熱するの?

 
発熱は、病原菌による感染症やアレルギーなどに対する防御反応の一つです。
 
 
発熱することによって、
体内に侵入した病原菌が生存しにくい環境がつくられ、病原菌が増えにくくなります( ´∀`)
 
 
体内を病原菌が生きづらい環境にすることによって、感染症から体を守っているんですね(・∀・)
 
また、病原菌を退治する白血球は、病原菌とは逆に発熱によってさらに活性化するのです!
 
とても好循環な防衛システムですよね!
 
 

体温がほぼ一定なのは、なぜ?

 
 
体温は、視床下部にある体温調節中枢によって、通常36.0〜37.0℃に設定されています。
 
 
この温度によって、体内の酵素などの働きが活性され、人が生き続けるためのホメオスタシスが保持されているんですね(*´∀`)
 

発熱するとき、体では何が起きているの?

 
病原菌やアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が体内に侵入すると、体内の免疫系が働き出します。
 
 
インターロイキン、インターフェロンなどと呼ばれる化学物質が産生され、それらはまとめて炎症性サイトカインとよばれています。
 
 
また、例外として、がんを持つ患者さまが感染症やアレルギーがないにも関わらず発熱することがあり、それは腫瘍熱とよばれています。
 
原因は明確にはなっていませんが、がん細胞から炎症性サイトカインが産生されるからといわれています。
 
 
 
炎症性サイトカインは、さらに血管の内側の細胞に作用して、プロスタグランジンE2と呼ばれる化学物質を産生します。
 
 
プロスタグランジンE2は、体温調節中枢にはたらきかけ、体温の設定(通常は36.0〜37.0℃)を上昇させます。
 
 
具体的には、交感神経と運動神経にプロスタグランジンE2がはたらきます。
 
 
運動神経から、末梢神経収縮やシバリング(ふるえ)を起こすことで、熱の産生を促し、熱の放散を抑制します。
 
 
ちなみに、
プロスタグランジンE2は、細胞膜にあるリン脂質から、様々な代謝が行われて産生されています。
 
 
また、プロスタグランジンE2は、
赤血球を除く、すべての細胞から産生ができるとされています
 
 
つまり、全身のどこに病原菌が侵入しても、すぐに反応できるということですね(・∀・)
 
 
 


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 炎症性サイトカインと、その働きによって産生されるプロスタグランジンE2が発熱のメカニズムの主役でした。
 
 
とまあ、こんなところです(・∀・)
 
 
体温が上昇することで、病原菌の増殖が抑えられるだけでなく、免疫系も活性化されるということを覚えときましょう!
 
 
発熱による症状は苦痛ですが、感染症と戦うためには、かかせない人間の反応だといえますね。
 
 
 

以上!

 
また、発熱について記事を書く予定なので、ご期待ください!
 
 
ご意見をお待ちしています(*´∀`)