地域看護師のブログ

地域の守護神を本気で目指すブログ

2-2.【慢性腎不全】血液透析の基礎【ドライウェイト】について知ろう



久々に腎臓内科関連について記事を上げたいと思います(・∀・)

 
 
今回は、「ドライウェイト」についてです。
 
 

f:id:aiko-and-sibajyun:20160613232146j:image

血液透析の仕組みを理解するためには、ドライウェイトについて勉強する必要があります。
 
 
ドライウェイトとは、
 

体液量が適正で、
透析中に過度の血圧低下を生じることなく、
長期的に心血管系への負担が少ない体重
 
 
を表す概念です。 
 
 
1967年に、トマソンさんという方が提唱しました。
 
 
トマソンさんは、以下の3つを満たす体重をドライウェイトと定義しています。
 
 
  • 臨床的に浮腫などの溢水所見がない
 
  • 透析による除水操作によって最大限に体液量を減少させた時の体重
 
  • それ以上の除水を行えば、低血圧やショックが起きる体重
 
この定義に基づくドライウェイトは、
通称「真のドライウェイト」といわれています。
 
 
これに従えば、「多くの透析患者さまの高血圧は、正常化する」とされています。
 
 
しかし、高齢者や、著しい動脈硬化のある患者さまが多くなった現在、この「真のドライウェイト」を用いることは難しくなってきています。
 
 
現在は多くの医師が、
 
 
  • 透析中に急激な血圧低下がなく、
 
  • 透析後に末梢の浮腫がなく、
 
  • 胸部レントゲン撮影で胸水や肺うっ血を認めない体重
 
 
を、ドライウェイトであると考えています。
 
 
ただし、いかに適正なドライウェイトであっても、除水速度が速ければ、ドライウェイトに達する前に透析中の血圧低下が起こることは多いです。
 
 
これは、除水の速度が「むくみを起こしていた水分が再び血管内に移動する速度」を上回り、その差で循環血液量の低下を起こすことが原因となっています。
 

まとめ

 
ドライウェイトの調整のカギは、


いかに透析中に血圧低下を起こさないですむか


がポイントといって良いでしょう。
 
 


次回はそのことについて勉強して、記事に上げたいと思います。
 
 

今回は以上!

 
みなさんのご意見をお待ちしています(*´∀`)
 
 
続きの記事はコチラ
是非ご覧になってください(*´∀`)