地域看護師のブログ

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2-3.【慢性腎不全】慢性腎臓病【CKD】のステージ分類



今回の記事は、
慢性腎臓病のステージについてになります!(*´∀`)


腎臓内科では基本的な知識になるのですが、
基本すぎて、覚えてない、どーでもいい。


なんて、考えていませんか?(・へ・)


基本ができていなければ、どんな知識・技術も質の高いものにはなりません(*´∀`)


今一度、振り返って一緒に勉強しましょう!(*^^*)


では、いきます(・∀・)




慢性腎臓病(CKD:しーけーでぃー)のステージは、糸球体濾過量(GFR:じーえふあーる)尿蛋白量に応じて分類されています。


ただし、糸球体濾過量を測定するのは大変で、24時間の蓄尿が必要になります(クレアチニンクリアランス。病棟ではよくやってます)。


実際には、年齢と血清クレアチニン値から算出する推算糸球体濾過量(eGFR:いーじーえふあーる)を用いることが多いです。


慢性腎臓病(CKD)のステージ分類

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(日本腎臓学会編.CKD診療ガイド2012 より)

縦線が、糸球体濾過量(推算)《GFR,(eGFR)》です。
横線が、尿蛋白量(mg/g)です。


黄緑色
 推算糸球体濾過量≧60
 経過観察・生活指導

黄色
 推算糸球体濾過量<60
    生活指導、食事・薬物療法を要する
 腎臓専門医への紹介が望ましい

橙色
 推算糸球体濾過量<45
    生活指導、食事・薬物療法を要する
 腎臓専門医での治療が必要となる場合が多い

赤色
 推算糸球体濾過量<15
 腎臓専門医での治療が必要


ステージごとの適切な対応が必要になります。


現在のステージの決定と合わせて、原疾患の検索や、リスクファクターの把握を行います。


なるべく早期から治療・介入を行うことで、より効果的にステージ進展の防止を図ることができると考えられています。




また、腎障害を示す所見ではありませんが、リスクファクターを有する群を、ハイリスク群とよびます。


ハイリスク群では、慢性腎臓病のステージ進展を防ぐために、リスクファクターに応じた生活指導や治療が推奨されています。



慢性腎臓病(CKD)のリスクファクター

  • 治療やコントロールが可能なもの
 1.高血圧

 2.耐糖能異常、糖尿病

 3.肥満、脂質異常症 
  メタボリックシンドローム

 4.膠原病、全身性の感染症

 5.尿路感染症、尿路結石、前立腺肥大症

 6.喫煙

 7.常用薬(特にNSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬
  カロナール、トラマールなど)

 8.サプリメントの服用



  • 治療できないもの
 1.高齢

 2.男性

 3.片腎、萎縮した腎臓

 4.慢性腎臓病の家族歴

 5.低体重出生

 6.急性腎不全の既往

  など。


腎障害の進行を防止するためには、
治療やコントロールができるリスクファクターをいかに減らして改善できるかが極めて重要になってきます。


具体的には、

管理栄養士により、食事療法について栄養指導を行ったり、

薬剤師により、薬剤の作用・副作用、内服時に注意を要する薬などについて指導が行われます。


生活指導によって、患者様自身の生活が大きく変わることも多いです。


看護師には、繰り返しの指導に対する患者様の反応や、理解されているかどうかの把握、メンタルケアなどが求められます。


患者様が自発的に腎臓にやさしい生活が送れるように、看護師はあらゆる面からサポートをしていきましょう( ´∀`)





今回は以上!


慢性腎臓病のステージと、リスクファクターを理解し把握することで、その人に何が必要なのか?を大まかに見通すことができます( ´∀`)


腎臓病の治療がピンとこないという時は、必ずステージを確認してみてくださいね。


患者様との会話も、より自然になってくると思いますよ(*´∀`)


おしまい


みなさんのご意見をお待ちしています(*^^*)