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13-3.【経皮的腎生検】検査中の看護はこれで完璧!



経皮的腎生検の検査中の看護について詳しく説明したいと思います!

 

検査中の医師の動作もわかる範囲で書きましたので、ぜひ参考の1つとして役立ててください!

 

検査中は、

感染防止とバイタルサインのモニタリングが超重要になりますから、そこは必ず徹底してください!

 

また、今までの準備がしっかり出来ているかが、全てこのタイミングで問われてきます!

 

物品準備、同意書などの必要書類の不備や患者間違いなど、基本的ミスが起こらないようにしましょう!!ホントに超大事です

 
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手術のつもりで確実に成功させましょう

 

それではやっていきましょう!(*^o^*)

 

経皮的腎生検

 

腎生検 検査中の看護

※病室または処置室にて局所麻酔で行う手順になります。

手術室で行う場合は、各施設の手術室の手順に準じます。 

 

1.
検査中は安全のために体を動かさないこと、疼痛や気分不良などの症状があれば口頭で知らせるように説明する。呼吸を止めている際に苦しくなった場合は手を挙げるなどの合図の方法を決めておく。

 

  • 予期しない患者の体動により、出血や皮膚損傷などを引き起こす危険性がある。

 

2.
患者に腹臥位になってもらい、患者の体型に合わせて、心窩部の下に枕または折り畳んだタオルを挿入する。

 

  • 腎臓は移動しやすいため、腹部を軽く圧迫して位置を固定する。

 

3.
必要ならば、心電図モニターやパルスオキシメーター、自動血圧計のいずれか、または全てを装着し、モニタリングする。 

  •  モニタリングにより異常の早期発見に努める。

 

4.
室温を調整し、穿刺部を露出する。タオルケットやバスタオルを使用し、不必要な露出を避ける。

  • 患者のプライバシーを保護するとともに、保温に努める。
  • ドアやカーテンを閉め、羞恥心に配慮する。

 

5.

ディスポーザブルシーツを腹部の下に敷く。

 

  • 血液や消毒薬による衣服や寝具の汚染を防止する。

 

6.
看護師は手指消毒をして、使い捨て手袋、マスク、キャップを装着する。必要ならば、袖付きビニールガウンまたはビニールエプロンを装着する。

 

  • 微生物の伝播を予防する。

 

7.
医師はマスク、キャップを装着し、手指洗浄を行う。看護師の介助により滅菌ガウンを装着した後、滅菌手袋を装着する。

 

  • マキシマルバリアプリコーション(高度無菌遮断予防策)の実施により、感染のリスクを減らす。

 

8.
必要物品を医師が手に取りやすいように準備する。無菌で使用する物品は、ワゴンの上に清潔野を作り、その上に清潔操作で準備する。

 

  • 清潔野が汚染されないよう注意する。

 

9.
穿刺を開始する前に、医療従事者全員で以下の確認を行う。

 

  • 穿刺を開始する前に関係者が全て集まり、確認作業をすることで医療事故を防止する。
  • 画像検査、凝固検査など必要な検査資料や、同意書などの必要な書類が全てそろっていること。
  • 穿刺前の準備が整っていることを確認し、穿刺に伴うリスクを減らす。
  • 患者、治療内容、治療部位が正しいこと。
  • 患者誤認防止のため、リストバンドでフルネームを確認する。
  • 可能であれば患者に氏名を名乗ってもらう。

 

10.
医師は、穿刺部周囲を中心から外側へ向かって広く消毒する。消毒後は十分に乾燥させる。

 

  • 消毒薬は施設の基準に従い、ヨード系(ポピドンヨード)やアルコール系を使用する 。
  • ポビドンヨードが作用するためには皮膚との接触時間が少なくとも2分程度必要であり、ポビドンヨード液の乾燥がその目安である。

 

11.
看護師は滅菌穴あきドレープを無菌的に開封する。医師は滅菌穴あきドレープを取り出し、患者に掛ける。

 

  • 患者の不安を軽減させるため、声をかけながら行う。

 

12.
医師は滅菌プローブを背部にあて、超音波検査機の画面を見ながら腎臓の位置を確認する。

 

  • 滅菌プローブを用いない場合は、プローブの先端部と補助装置(金具アタッチメント)をポピドンヨード液などで十分に消毒し、清潔ガーゼを用いて術者の手指が不潔にならないように注意する。
  • プローブを滅菌せずに清潔ドレープで覆う補助装置(使い捨てである)も開発されている 。
  • 無菌操作が必要なため、超音波検査用のゼリーの代わりにポピドンヨード液や滅菌潤滑剤を用いる。
  • 必要ならば、患者に同じ吸気の深さで呼吸を止める練習を何度か行ってもらう
  • 呼吸性変動による影響で腎臓の位置の再現性が低下するのを防ぐ。

 

13.

局所麻酔を行う。 

 

  • 看護師は局所麻酔薬のアンプルを清潔にカットし、薬品名が上になるように傾けて差し出す。
  • 薬品名が見えるようにすることで、誤薬のリスクを減少させる。
  • 医師は10mlまたは20mlシリンジに18G注射針を接続し、局所麻酔薬を吸い上げる。 
  • 注射針を局所麻酔用に変えたのち、局所麻酔を行う。
  • 局所剤の注射には10mlシリンジとカテラン針を用いることが多い。

 

14.
必要ならば、医師は皮膚をメスで3~5mm程度切開する。

 

  • 生検針がスムーズに進むようにする。

 

15.
医師は採取時にパチンと大きな音がすることを患者に説明したのち、皮膚切開部より生検針を穿刺する。

  • 大きな音に患者が驚き体動してしまうことを予防する。
  • 必要ならば、前もって採取時の音を患者に聞かせて説明する。
  • 生検針は14~18Gで、自動生検装置を併用することが一般的である 。

 

16.
検査中、看護師は常に患者の状態を観察する。

  • 医師は超音波画像と生検部から目を離すことができないため、看護師が患者の状態を観察する必要がある。
  • バイタルサイン
  • 安静保持状況
  • アナフィラキシー症状や迷走神経反射(ワゴトニー症状)の有無
  • 適宜、患者に声をかけ不安や緊張の軽減をはかる。
  • 不安、緊張が強いと迷走神経反射(ワゴトニー症状)を起こしやすくなる。

 

17.
医師は患者に吸気で呼吸を止めてもらい、腎表面まで生検針を進める。

 

  • 針先が必要以上に腎表面より深く刺入しないように注意する。

 

18.
医師は自動生検装置を作動させて腎組織を採取し、素早く生検針を引き抜く。


19.
医師は穿刺部をガーゼで圧迫し、呼吸を再開して大丈夫なことを告げる。腎組織は生理食塩水を浸したガーゼに移す。

 

  • 腎組織は生理食塩水を浸したガーゼに移して、各固定まで乾燥を防ぐ 。

 

20.
医師は穿刺して採取することを2~3回繰り返し、十分な腎組織を採取する。

 

  • 光学顕微鏡用、蛍光抗体法用、電子顕微鏡用に、18Gを使用した場合には、2~3本の組織片を採取する 。

 

21.
医師は穿刺部を約10分間圧迫止血する。

 

  • 生検後の安静法は腎生検による合併症を防ぐために極めて重要である。
  • まず、徒手圧迫、砂のうによる圧迫止血を一定時間行うことが必要である。

 

22.
医師は腹部超音波で腎周囲の血腫の有無を確認する。出血が多い場合はさらに10分前後圧迫止血する。

 

23.
穿刺部周囲の消毒薬や血液を清拭する。

 

  • 汚染による皮膚のトラブルを予防する。

 

24.
医師は穿刺部位を消毒し、滅菌ガーゼをあて、伸縮性のあるテープで圧迫固定する。

 

  • 穿刺部を圧迫止血する。

 

25.
穿刺部を施設の基準に従い、砂のうまたは腹帯で圧迫する。

 

  •   生検後の安静法は腎生検による合併症を防ぐために極めて重要である。
  • まず、徒手圧迫、砂のうによる圧迫止血を一定時間行うことが必要である 。
  • 砂のうで圧迫する場合、腹臥位のまま砂のう圧迫するか、仰臥位にしてから砂のう圧迫するかは施設の基準に従う。

 

26.
必要ならば、医師の指示に従い、止血薬を追加投与する。

 

  • 止血薬に関しては、腎生検後の止血効果について明確なエビデンスがあるわけではない 1)。

 

27.
手袋を外し、手指消毒をした後、腹臥位から仰臥位へ全介助にて体位変換する。

 

  • 腎生検による合併症を防ぐため、安静を保持しながら体位変換を行う。
  • 処置室で行った場合、ストレッチャーやベッドへ全介助で移動し、帰室する。

 

28.
バイタルサインを測定する。

 

  • 腎生検による合併症の早期発見・早期対処に努める。

 

29.
患者に検査が終了したことを告げ、検査後の注意点を説明する。

 

30.
使用した物品を適切な方法で片付ける。

 

31.
個人防護具を外し、手指洗浄する。

 

  • 微生物の伝播を予防する。

 

32.
検査と処置の内容、観察した結果をカルテに記録する。

 

以上になります!

いかがでしたでしょうか。

 

検査中は基本的には医師の介助やサポートになりますので、医師の指示のもとに動けば大丈夫ですが、腎生検の流れを理解しておくととてもスムーズに動くことが出来ると思います!

 

患者さまに実際に行われていることをしっかりイメージすることが、より具体的な看護に近づくことにつながると思います。

 

看護師として、しっかり勉強するのが吉であります!

 

おわり