地域看護師のブログ

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13-4.【経皮的腎生検】検査後の看護はこれで完璧!



経皮的腎生検の検査後の看護について詳しく説明したいと思います!

 

実は、

患者様にとって腎生検で一番大変なのが、この検査後になります。

 

つまり、

検査が終わっても

約一日は安静が必要になる

っていうことなんですよね。

 

患者さまも、この検査後の安静が一番つらいという訴えがとても多いです。

 

でも、この安静が守れていないと、腎生検で最も恐れていた合併症が起こりやすくなってしまいます!

 

患者さまのためを思って、安静は徹底しましょう!

 

安静が守られていることで出血が起こらなければ、不必要な薬剤投与や集中管理をしなくてすみますし、入院日数も少なくてすむのです。

 

結果的には治療費用の削減にもつながり、患者様にとっても好ましいことになりますから、本当に安静の保持だけは必ずしっかり絶対にやってください!(>_<)

 

では、やっていきましょう!

 

経皮的腎生検

 

腎生検 検査後の看護


1.
定期的にバイタルサインを測定し、全身状態の観察を行う。下記の症状があればすぐに知らせるよう患者に説明する。

 

  • 異常の早期発見・早期対処に努める。

 

  • 安静中はナースコールを手の届く位置に置いておく。

 

  • 穿刺部位:圧迫固定の状態、出血、血腫、疼痛の有無

 

  • 尿量、尿性状、肉眼的血尿、腹痛の有無

 

  • 発汗、気分不快の有無

 

  • 疼痛が強い場合、必要に応じて鎮痛剤を投与する。 

 

2.
安静の必要性を患者に説明し遵守できるよう援助する。
安静の解除は、施設の基準に従い、患者の状態を確認しながら行う。可能であれば、クリニカルパスを用いて行う。

 

  • 生検後の安静は腎生検による合併症を防ぐために極めて重要である 。

 

  • 生検後の安静解除は、医師あるいは患者の状態を確認しながら行う。この点でクリニカルパスは有用である 。

 

  • 腰痛がある場合や、褥瘡発生のリスクが高い場合は、マットレスの変更、体位変換用枕の使用などの対策を事前に検討し実施する。

 

  • 安静に伴う苦痛を最小限とし、安静が遵守できるように援助する。

 

  • 床上安静中は、可能な限り膀胱留置カテーテルを留置する。

 

  •  排便は床上排泄とする。

 

  • 安静中に便意が生じないように、できるだけ検査前に排便を済ませておく。

 

  • 床上安静中は、安静を保持しながら食事や飲水ができるように、準備、援助を行う。

 

  • 吸い飲みやストロー使用など、摂取しやすい方法を事前に説明し、物品を準備しておいてもらう。

 

  • 必要に応じて、おにぎり食に変更する。

 

  • 砂のうの圧迫時間は2~8時間前後とする。

 

  • 仰臥位になった後、穿刺と反対側の股関節、膝関節より 徐々に屈曲を許可する。

 

  • 穿刺側の膝関節の屈曲は徐々に行い、穿刺側の股関節はできる限り屈曲しないように説明する。

 

  • 側臥位への体位変換開始は6~12時間前後とし、穿刺側を下側にする側臥位から全介助で開始する。

 

  • 腹部、背部に負担がかかる動作を避けるために介助にて体位変換を行う。

 


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安静によって生じる腰痛があれば、

希望があれば鎮痛剤を内服できることを説明しておきましょう

我慢させることなく勧めましょう

 

3.
床上安静中は、リスクの状況に応じた静脈血栓塞栓症予防のための対策を行う。

 

  • 腎生検時に腹部を圧迫した体位をとることで下肢の静脈還流を妨げることや、検査後の床上安静により、血栓が生じやすくなる。

 

  • 血栓症の既往歴、高齢、肥満、高脂血症、下肢静脈瘤、ネフローゼ症候群、抗リン脂質抗体症候群などの危険因子を有する例では特に注意する必要がある 。

 

  • 肺うっ血がない症例であれば、一日尿量が1500ml~2000ml以上になるように、十分な輸液を施行する。

 

  • 指示された輸液を管理し、脱水の徴候に注意する。 

 

  • 安静の範囲内での、膝関節と股関節の屈曲と伸展、体位変換

 

  • 足関節の背屈、底屈運動

 

  • 弾性ストッキングの着用

 

  • フットポンプの使用

 

4.
予定された圧迫時間が経過したら、患者の状態を確認した上で、圧迫固定を外す。穿刺部の消毒、保護は施設の基準に従って行う。

 

  • 圧迫のテープを剥がす際は、皮膚を抑えながら優しく剥がす、粘着部をぬらしながら剥がすなど、皮膚トラブルが起きないように注意する。

 

5.
医師は腹部超音波で腎周囲の血腫の状況を確認する。歩行開始の許可が出たら、看護師は膀胱留置カテーテルを抜去する。

 

  • 歩行開始は18~24時間後から開始する。

 

6.

初回歩行は必ず付き添い、状態を観察する。

 

  • 安静解除後の歩行は、ふらつき、気分不快出現などのリスクがある。

 

  • 歩行開始後も、体幹部をひねる、階段を使用するなど、腹部、背部に負担がかかる動作は避け、できるだけベッド上で安静に過ごす。

 

  • 排泄は洋式トイレを使用し、腹圧をかけないようにする。

 

  • 便秘のある患者の場合、必要ならば下剤を使用して便を出しやすくする。

 

  • 退院後1~3ヵ月は運動を禁止する。

 

7.
必要ならば清拭と更衣の介助を行う。

 

  • 皮膚を清潔に保つ。

 

  • 検査や安静に伴う皮膚トラブルが生じていないか皮膚状態の観察を行う。

 

  • シャワー浴開始の許可は施設の基準に従う。  

 

8.
処置の内容、観察した結果をカルテに記録する。

 

 

 

以上になります!

いかがでしたでしょうか。

 

一度経験したことがあればわかると思うのですが、安静のの保持というのは本当にきついんですよね。

 

とにかく体が痛くなっちゃんですよね。

 

看護師も、夜間のケアを徹底することは体力的にきついかもしれませんが、ここで最高のケアをやりきることが出来れば、患者様との信頼関係もよりいっそう強まることかと思います!

 

苦痛の軽減のために出来ることを、一生懸命やりきりましょう!

(>o<)

 

おわり