地域看護師のブログ

地域の守護神を本気で目指すブログ

11-10.うつ病の看護【診断・症状・看護過程】



 みなさんこんにちは!

 

なすもやしです。

 

 

今回の記事のテーマは…

 

 

うつ病の看護 

 

 

です!(≧▽≦)

 

 

よろしくお願いします!

 

 

そこでいきなりですが質問!

 

 

みなさん!

 

「うつ」になったことはありますか??

 

 
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1日が48時間だったらいいのに…的な図

 

 

 

生きていると、

1つや2つ、いやもっともっと!

 

嫌〜なことがあったりしますよね。

 

 

しかも嫌なことが起きると、

パッと心を切り替えるのってなかなか出来ないですよね!

 

 

個人差はあれど、

ある程度の間、

頭がモヤモヤする というか…

忘れたくても忘れられない というか…

 

 
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リダイレクトの警告

ネガティブなことほど、

頭に染み付いちゃいますよね!

 

 

わたしも

毎月の奨学金20000円と

ケータイ代10000円(スマホ+タブレット)がきつくて…

 

 

毎月憂鬱です…!(;一_一)

 

 

ちょっと話ズレたかな?

 

私のことはさておき…

 

 

 

 

嫌な人と会ったり…

 

都合の悪いことが起きたり…

 

やる気が出ない課題をやらないといけなかったり…

 

今から逃げたくて心の中でズルズルと引きずる…

 

そんなことを、

誰もが経験していることかと思います!

 

 だったら、

 

これが「うつ病」?

 

 

嫌なことを心で引きずった状態≒うつ病?

 

 

いえいえ。

 

答えはNOですっ('・ω・') 

 

 

ふとしたことで感じる「うつ」は、

「うつ病」とは、全く違いますから!!

 

 

みなさんご存知の通り、

うつ病は心の「病気」です。

 

診断も治療法も確立されています!

 

看護師は、

「うつ病」をただの「うつ」だと思って、ナメちゃいけません!

 

うつ病にはうつ病の患者さまのための看護があります!

 

しっかり勉強していきましょう!

 

というわけで、早速やっていきましょう!

 

 

 

うつ病の看護


【概念】

脳内の伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下した状態になっていると考えられている。


【病態生理】

脳内の神経終末シナプス間隙のセロトニンノルアドレナリンを受け取る受容体の感受性が亢進(結合部位の数が増加)しているという仮説(神経伝達物質受容体機能亢進仮説) と、セロトニンやノルアドレナリンの濃度が減少しているという仮説 (神経伝達物質欠乏仮説)がある。

 

セロトニンやノルアドレナリンの動きが低下し、情報伝達がうまく行われなくなるために、 気分が落ち込んだり、意欲が低下するといったうつ病の症状があらわれると考えられている。


【症状】

気分の落ち込みだけでなく、仕事に集中できない。家事ができないなど日常生活に支障をきたす状態が2週間以上続く

 

  • こころの症状として、抑うつ気分、思考力の低下、 意欲の低下などがみられる。

 

  • からだの症状として、睡眠の異常、 食欲の低下、易疲労感、倦怠感、月経不順、疼痛、便秘、動悸、めまい、耳鳴りなどがみられる。


【診断】

米国精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き(DSM―Ⅳ)」では、同じ2週間の間に抑うつ気分、興味・ 喜びの著しい減退のいずれかがあって、その他4項目以上がほとんど毎日存在するとしている。

 
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リダイレクトの警告

 

  • 薬剤や身体疾患によるうつ状態を除外する特異的な異常を示す検査値( 血液検査、髄液検査)はない。

 

  • 脳血流検査(SPECT)で前頭葉の血流低下がみられることが指摘されている。


【治療】

休息と薬物療法が基本となっている。

 

自殺の危険性が高く緊急性がある場合や、薬物抵抗性の場合は電気痙攣療法(m-ECT)を用いることがある。


薬物療法

抗うつ薬を用いて、

脳内伝達物質のバランスの乱れを調整する。

 

抗うつ薬には、

  1. 選択的セロトニン再取り込阻害薬(SSRI)
  2. セロトニン・ノルアドレナリン再取り込阻害薬(NSRI)
  3. 三環系抗うつ薬(TCA)
  4. 非三環系抗うつ薬(non-TCA)

などがある。

 

必要に応じて、

抗不安薬睡眠導入剤を併用する。

 

また抗うつ薬で効果が不十分な場合、 増強療法として気分安定薬非定型抗精神病薬を併

用する。


電気痙攣療法

手術室において麻酔科医の管理のもとに全身麻酔下で筋弛緩薬を用いて施工する。

 

週2~3回で計6~12 回程度施行する。

 

看護計画(看護問題・看護目標・看護計画)


#1解決できない悲嘆を体験し、喪失による症状が長期化している


長期目標
専門家の援助を求める意思を表現する


短期目標
1)喪失を認めることができる
2)悲嘆が未解決であることを認めることができる

 

観察計画
O:感情、意欲、行動面、思考面の観察


O:身体症状の観察

 

ケア計画
T:喪に服することは普通の行為であることを理解できるよう援助する


T:患者の感じている状況を話すように励ます


T:ストレッチ、有酸素運動など、大きな筋肉の運動をするよう促す

 

教育計画
E:過去に成功したコーピングを用いるよう強調する

 


#2自分に自信がもてない状態にある


長期目標
自分の肯定的な面を見出し、表現する


短期目標
1)非現実的な自己期待を修正できる


2)限界を受容したことを表現できる


3)自分の能力にあった将来計画を立てることができる

 

観察計画
O:患者の自己感覚の観察

 

ケア計画
T:活動への参加を促し、肯定的フィードバックを与える


T:運動(歩行、自転車など)を勧める


T:攻撃や不十分な衛生、黙考、自殺企図などの問題行動の制限をする

 

教育計画
E:友人・重要他者との面会時間をもったり、連絡をとるように指導する


E:自分のできる技能をリストアップするよう指導する

 


#3 他者とかかわることができない


長期目標

社会生活を再確立し、維持する


短期目標
1)他者との相互作用が機能する


2)活動に参加することができる


 観察計画
O:活動意欲の有無

 

O:表情・言動

 

ケア計画
T:個別的、援助的関係を確立する


T:家族へのケアを提供する

 

教育計画
E:他者がいる環境の中で過ごす時間を段階的に取り入れるように伝える

 
#4ストレスに対処することができない


長期目標

不安やストレス、 葛藤に対処する能力が高まったことを示す

 

短期目標
1)自分の感情を言葉に表現することができる


2) 自分のコーピングパターンとその効果を結びつけて理解することができる


3)自分の強みを見出し、他者からの支援を受け入れることができる

 

観察計画
O:気分の観察


O:突然の劇的行動の変化

 

ケア計画
T:活動能力に応じて補助具や介護用具を使用したり、介助方法を検討してみる


T:理学療法士などのスタッフと連携をとりながら、 薬物療法と並行してリハビリテーションの各段階に応じた援助を行う

 

教育計画
E:患者・家族に、 できるかぎりADLを自分で行うように指導する


#5食事を摂取することができない

長期目標
活動レベルにあった毎日の必要栄養量を摂取する


短期目標
1)食事に関心を示す


2)十分栄養を摂取することの大切さを言う

 

観察計画
O:食事摂取量


O:栄養状態


O:体重の変化

 

ケア計画
T:デイルームまで穏やかに誘導する。難しい場合には自室に運ぶ


T:悪心などの症状がある場合には、食べられる工夫をする。


T:栄養状態が著しく悪いときは、他の手段での栄養補給をする

 

教育計画

E:献立に患者の好物を入れたり、 食欲が増進するような工夫をするように家族に指導する


#6長時間の睡眠がとれない


長期目標

休息と活動のバランスが最適になる


短期目標
1)日中の活動量が増加する


2)睡眠薬を服用することができる


3)入眠する方法を見出すことができる


 観察計画
O:感情状態、睡眠状態

O:活動量

 

ケア計画
T:就寝時にリラックスする方法を考える
T:無理のない起床時刻を設定する

T:日中の活動を促す

 

教育計画
E:患者に対し、心配や気がかりなことがないかを尋ね、 言語化させるよう指導する


E:休息が必要であることを繰り返し説明する


E:睡眠薬を服用するように指示する


 
#7 自力で清潔行為が実行できない


長期目標
毎日更衣し、整容することができる


短期目標
1)指示を受けて更衣・整容をすることができる


2)自分の外観について関心をもつ


3)自分から更衣・整容ができる

 

観察計画
O:感情、意欲


O:更衣・整容行動


O:皮膚の状態、感染の有無

 

ケア計画
T:洗顔、洗面に誘導し、必要に応じて介助する


T:更衣を促し、必要に応じて介助する


T:できたことを認め、フィードバックする

 

教育計画
E:患者に対して穏やかな言葉で声かけをし、セルフケアの必要性を繰り返し説明する


【考えられる看護診断名候補】

 

  1. 悲嘆機能障害
  2. 自己尊重慢性的低下
  3. 社会的相互作用障害
  4. 非効果的コーピング 
  5. 栄養摂取消費バランス異常:必要量以下
  6. 睡眠剥奪
  7. 更衣/整容セルフケア不足

 

以上になります!

いかがでしたでしょうか。

 

うつ病が進行すると、

活動意欲の低下が起こることがあります。

 

でも、

仕事したくない…

学校行きたくない…

とか、そんなレベルではありません。

 

服を着替えるのも、

お風呂に入ることも、できなくなることがあります。

 

ご飯も食えなくなることだってあるし、

 

トイレにもいけなくなることだってあります!

 

 

患者さまができないことに対して、

看護師が「介助」して、

着替えや入浴を手伝うことはすぐにできます。

 

 

でも、

基本的には出来る限り「介助」は行わず、「支援」することに徹底しましょう!

 

もちろん、

状況によっては「介助」せざるを得ない時もあります。

 

ただし、

「介助」は決して患者さまの自立支援を尊重する行動ではありません。

 

ある意味、

 

看護師があきらめることによって

 

「出来ないだろう」と患者さまを決めつけて関わっているようなものです。

 

だから出来る限りでよいので、

患者さまの能力を信じましょう!

 

全面的に看護師が代わりに行うのではなくて、「支援」に徹するということです。

 

必ず、少しだけでも患者さまが実際に行動できるように関わっていきましょう!

 

それがうつ病の看護の基本だと私は考えています(≧▽≦)

 

おわり

ご意見をお待ちしています。