転倒のリスクがある患者さまについての看護について、これまで載せてきました(・∀・)
リスク要因、観察計画、ケア計画と続きました。
今回は「教育計画」について勉強していきます!
患者さまがはじめて入院するとき、患者さま・ご家族さまはこう考えているかも…
「病院というところは、安全なところだ」と。
一般的には、それで間違いないでしょう。
病院は、治療を行いながら落ち着いて過ごすことができる環境であるべきです。
安全・安心が保証されることは当然だと思います。
ですが、
- 廊下にモニター類などの機器があり、障害物がある
- 車椅子、歩行器、ストレッチャーなどの用意で廊下が阻まれることがある
- 点滴類に繋がれながら生活するなどにより、歩きづらくなる
- 状態により、行動範囲を制限されたり、ベッド上に安静にしなくてはいけなくなる
- 慣れない環境である
- な医師・看護師・他の患者様などの出入りでぶつかってしまうなどの可能性がある
ベッドサイドの環境調整方法を説明する
- ベッドの高さの調整やベッド柵の上げ下ろしの方法を説明しましょう。
- ヘッドライト、床頭台、オーバーテーブル、ロッカーの使用法を説明しましょう。
- 散らかすことなく、安全な環境で生活するように説明しましょう(*´∀`)
- 転倒のリスク因子について説明しましょう。
- 転倒を起こしやすい要因について、できるかぎり簡単な言葉を使って説明しましょう(*´∀`)
また、転倒を予防するための方法について説明しましょう。
例えば、降圧剤や催眠薬を内服している患者さまは、めまい・ふらつきを起こす可能性が高まります。
なので、そのことについて分かりやすく説明しましょう(*´∀`)
それに加え、起き上がり時や立ち上がり時は急に動かずにゆっくり動くようにお伝えしましょう(・∀・)
そうすることで、患者さま自身が転倒に対する予防行動をしてくれることにつながりますよ( ´∀`)
可能ならば、日中はできるだけ活動を増やすよう説明する
安静が必要でなければ、できるだけ日中の活動を促すことが望ましいでしょう( ´∀`)
日中の活動が少ないと、夜間における不眠や倦怠感が起こりやすくなります(・へ・)
それによってふらつきや注意力の低下など、転倒に直結する症状に繋がる可能性があります。
日中の活動の必要性について説明することで、転倒リスク因子を減らすことができますよ(^O^)v
家族にも転倒のリスクについて説明する
患者さまの本来の生活の場は病院ではありません(^^)
病院を退院すれば、自宅で過ごしたり、介護施設などに転院するでしょう。
病院を退院しても、患者さまの転倒のリスクは完全になくなるわけではありません。
患者様だけでなく、サポートを行うご家族様にも、転倒のリスク因子や安全な環境の必要性について説明しましょう( ´∀`)
自宅や介護施設での転倒を防ぐことは、骨折や脳出血などの重篤な外傷を防ぎ、臨時の再入院を減らすことにつながります(^O^)v
以上!
いかがでしたでしょうか( ´∀`)
日頃から転倒のリスク因子の有無を評価し、意識的に観察を行いましよう!
すると、自然に患者様・ご家族様への説明・指導ができるようになっていくと思います!
若い人でも、病気のない人でも、全ての人に転倒が起こる可能性があるということを意識しましょう(*´∀`)
日頃から、全ての患者さまに対して転倒のリスク因子が無いかアセスメントしましょう。
そうすることで、転倒を予防するあなたの「看護力」が鍛えられると思います!
私も日々の中で五感を研ぎすまし、家のなかでも家族の転倒ゼロを目指していますよ(・∀・)笑
みなさんのご意見をお待ちしています(^^)