ペースメーカ挿入患者の看護についての勉強会に参加してきました!
なので、
学んだことについてつぶやいてみようと思います!
みなさんは、ペースメーカについて詳しくご存じですか?
循環器病棟の看護師さんなら
知ってて当然といったところでしょうかね…
そういう私は、
ペースメーカに対しての自分が持ってる知識は正直なところめっちゃ少ない…
というのが本音でした。
徐脈や不整脈を整える機器(゜∀゜)
ということしか理解していなかったんですね。
今回の研修では、今後の看護の実践に大変役立つ内容が得られました。
というわけで、それについてまとめてみようと思います。
まず、ペースメーカとはなんなのか
ペースメーカは、
ペーシング機能とセンシング機能を持つ機器です。
右房、右室もしくは両方に配置され、 心臓の状態に応じて刺激を心臓に伝える機器であります。
モードにはDDDやVVIなどがあり、
Aは心房 アトリウム
Vは心室 ベントリクル
D( ダブル)は両方を表します。
Iは抑制を表す。
( Iのアルファベットの訳は分かっていた たしか インヒビットとかいったかな(´ー`)
でも、抑制、だから何?という感じで意味が分かっていなかった)。
抑制とは、
患者から自波が出ている際には
その時のペーシングをやめること、です!
ペースメーカの適応
洞性徐脈、房室ブロック、 心房細動などの徐脈性不整脈に適応される。
さらに、 ペースメーカの機能に加えて頻脈性不整脈を治療する機能を持つものがあり、
それをICDとよぶ。
このICDは、 最近まで入室されていた患者さまにも埋め込まれていました…
腎臓内科の疾患は心疾患のイベントを併発していることもとても多く、拡張型心筋症などの方はトイレに行くだけで心室頻拍を起こしたりしていました。
無症候性の心室頻拍しか起こらなかったので大事には至らなかったのですが、トイレのたびにモニタのアラームがけたたましく鳴り響くのは、その当時はヒヤヒヤしていました…
(現在はなんとか病状安定され、無事に退院されました)
ペーシング不全について
ペースメーカには、
ペースメーカーの導線(リードとよばれる)の断線や、埋め込み部の感染などの合併症のリスクがあります。
今まで自分はペースメーカのモードやICDの機能を理解しないまま業務を行っており、 ペースメーカによる合併症に対する意識が全くありませんでした。
ですので、ペースメーカ挿入患者に対しては、 合併症の徴候がないかを確実に観察していけるようにしなくてはならないと思います。
ペースメーカがうまく作動していないことによってペーシング不全が起きている場合は、モニタを確認し、ペースメーカー手帳に記載されているセッティングの範囲内で心拍数が推移しているかを観察すれば、判別することができます。
ペーシング不全を発見したら、直ちに報告を行っていきたいと思います!
ペースメーカ術後創部感染について
ペースメーカー創部の感染には、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が多いとされています。
患者の皮膚状態に注意して清潔保持すること( 清拭などでケアをすること) が合併症の予防の上で重要であります!
ペースメーカーのアフターケアについて
植え込みペースメーカーには約3年から5年の寿命があり、 患者さまは退院をした後も定期的にペースメーカーの点検のために外来す る必要性が出てきます。
また、ペースメーカー植え込みをこれからする必要がある患者さまに対しても、十分な説明とメンタルケア、生活指導と支援が必要であることを改めて感じました。
現在は、ペースメーカーの遠隔モニタリングなど、患者さまが自宅にいても医療機関が異常を発見できるようにもなっていますので、これからもペースメーカーの発展に期待したいと思います!
ペースメーカの分類や心電図の見方などの知識不足はまだまだ多いので、 今回学んだことを新たな学びにつなげて、 ひたすら勉強していきたいと思いました!
以上!
勉強会の感想と学びでした!
引き続き勉強して、また記事をあげたいと思います!