こんにちは、栗鈴です。
今回の記事は、『【看護】排泄パターンのアセスメント・情報収集の例【ゴードン】』です。よろしくお願いします。
はじめに
マージョリー・ゴードンの看護理論から、全11パターンのアセスメントの枠組みにおける情報収集の目的と注目する視点、情報収集の質問の例についてまとめています。今回は、排泄パターンについてまとめております!何卒ご参考にしていただければと思います!
排泄における問題は、ほかと比べてかなり情報収集しやすいです。情報量がほかと比べても少ないのと、数値化できる情報が多いことが理由です。情報収集に苦手意識があったり、疲れてクタクタな時などなど、そうしたときは、先に排泄パターンから情報収集を行い、整理していくことをおすすめします!
では、早速やっていきましょう!
『小便小僧』。24時間放尿しているこいつらは、いわゆる尿崩症です!
排泄パターン領域における情報収集の目的
- 排泄に関して腸と膀胱が適切に機能しているかどうかを評価し、便・尿の排泄習慣と便・尿の排泄の問題点及び補助手段について知る。
情報収集のポイント
- 排便習慣
- 排尿習慣
1-1.注目する視点(排便習慣)
- 通常の排便習慣はどうか
- 過去の排便習慣はどうか
- 便の色と性状はどうか
- 日常生活での排便パターンの影響はどうか
- 排便に伴う不快感があるかどうか
- 患者が便通に対してどう思っているか
- 排便コントロールのための対処は何か
- 腹部の観察(膨満・痛み・不快感・腸音の有無等)
1-2.質問の仕方の例(排便習慣)
- 排便は毎日ありますか?または、何日おきですか?
- あなたの排便習慣について教えてください。
- 排便習慣について何か変化がありましたか?
- 排便の色・性状はいかがですか?
- 規則的に排便するのは困難ですか?
- 排便を規則的にするために何かしていますか?(食事・薬・習慣など)
- 排便に際しておなかが不快なことがありますか?
2-1.注目する視点(排尿習慣)
- 通常の排尿習慣はどうか
- 過去の排尿習慣はどうか
- 夜間排尿の回数と睡眠に及ぼす影響はどうか
- 排尿に伴う不快感があるかどうか(痛みなど)
- 排尿時の問題があるかどうか(尿意の有無・失禁の有無・感染など)
- 排尿時の問題の原因は何か(疾患、治療、機能的能力、運動能力、環境、ストレス、水分摂取量など)
- 日常生活での排尿パターンの影響はどうか
- 患者が排尿に関してどう思っているか
- 排泄訓練歴はどうか
- 親の子供の排泄に対する考えはどうか
- 夜尿に対する家族の反応はどうか
2-2.質問の仕方の例(排尿習慣)
- 一日何回くらい排尿しますか?そのうち夜間の排尿は何回ですか?
- 排尿習慣について教えてください
- 尿の色と量はどのようですか?
- 最近一日の排尿回数に変化がありましたか?
- 排尿時に何か問題がありますか?(排尿中の痛み、尿がしたたり落ちる・尿が出にくい等の排出障害の有無)
- 今までに尿の中に血液が混じっていることはありましたか?
- 排尿の事で日常生活に困る事がありますか?
- 尿が出る感覚はわかりますか?
- 尿が漏れる時がありますか それはどんな時ですか?
- トイレトレーニングをしていますか?
以上になります!
いかがしたでしょうか。
おわりに
排泄パターンの看護問題は、情報収集も行いやすく、看護計画も立てやすいことが特徴です!患者さまの意識状態や家族との関係性によっては、少ない情報から効果的なケアを行うことが求められることもあります。
そんなときも、排泄パターンから情報収集を行うことで、早い段階から患者さまのニーズをとらえて看護を行う手助けになるかもしれません。
情報収集の段階でダラダラすることのないよう、情報収集の優先順位を臨機応変に考え、スピーディーな看護過程を展開していきましょう!
おわり!ご意見をお待ちしています!
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