看護師の皆様、どうもこんにちは\(^o^)/
栗鈴です。
今回の記事は、
『【看護者の倫理綱領②】第2条を覚えると、思いやりがある看護師になれる!』です。
よろしくお願いします!
- はじめに
- 看護者の倫理綱領 第2条
- 解説
- 【すべての人々は、平等に医療や看護を受ける権利を有している。】
- 【看護における平等とは、単に等しく同じ看護を提供することではなく、その人の個別的特性やニーズに応じた看護を提供することである。】
- 【看護者は、人々をその国籍、人種・民族、宗教、信条、年齢、性別及び性的指向(同性愛・異性愛などの指向の別をいう)、 社会的地位、経済的状態、ライフスタイル、健康問題の性質によって差別しない。】
- 【また、看護者は、個人の習慣、態度、文化的背景、 思想についてもこれを尊重し、受けとめる姿勢をもって対応する。】
はじめに
いきなりですが、最近こんなことつぶやいたりしてませんか!?
(˘・з・˘)
- あの患者さんはプシコ(精神障害)だから、関わりたくないな〜(^_-)
- 透析患者は、性格にクセがあるから、受け持ちたくないな^_^;
- イレズミの患者さんは怖い。話しかけづらい…(ーー;)
- 病院のお得意様の患者は、色々うるさくて困る…(¯―¯٥)
このようなことをつぶやいたり、
思ったりしているあなたは…(^_-)
知らず知らずのうちに、
人を差別する
人間になっているかもしれませんよΣ(゚Д゚)!
というわけで、
倫理綱領シリーズ第二弾です
今回は、
看護者の倫理綱領 第2条
に当てられている解説について
一文ずつ考察していきたいと思います!
\(^o^)/
看護者の倫理綱領 第2条
まず、
看護者の倫理綱領 第2条 の全文をみてみましょうʕ•ٹ•ʔ
2.看護者は、国籍、人種・民族、宗教、信条、年齢、性別及び性的指向、社会的地位、経済的状態、ライフスタイル、 健康問題の性質にかかわらず、対象となる人々に平等に看護を提供する
看護者の倫理綱領 第2条は、
人を差別することなく、
平等に看護を提供することについて
記されています(*^^*)
人は、
些細なことでも人を差別してしまうものです。
- 国籍
- 人種
- 民族
- 宗教
- 信条
- 年齢
- 性別及び性的指向
- 社会的地位
- 経済的状態
- ライフスタイル、
- 健康問題の性質
倫理綱領を抜粋するだけでも、
11項目も
人を差別してしまう要素があるんですね…(・・;)
平等
という言葉が今回のテーマになりそうですね!
(・∀・)
続きまして、
第2条に当てられている解説です。
解説
すべての人々は、平等に医療や看護を受ける権利を有している。
看護における平等とは、単に等しく同じ看護を提供することではなく、その人の個別的特性やニーズに応じた看護を提供することである。
看護者は、人々をその国籍、人種・民族、宗教、信条、年齢、性別及び性的指向(同性愛・異性愛などの指向の別をいう)、 社会的地位、経済的状態、ライフスタイル、健康問題の性質によって差別しない。
また、看護者は、個人の習慣、態度、文化的背景、 思想についてもこれを尊重し、受けとめる姿勢をもって対応する。
解説の文章は、以上になります。
\(^o^)/
では、
解説の文章を一文ずつ区切り
私なりの考察をしてみたいと思います!!(^o^)
【すべての人々は、平等に医療や看護を受ける権利を有している。】
お金持ちでも、お金がなくても、
偉いても、偉くなくても、
イスラム教徒でも、ヤクザでも、
ゲイでも、レズビアンでも、
そんなの関係ねぇ!!(≧▽≦)
(古)
そう、
関係なく看護を受ける権利があるのです。
逆に言いますと、
看護師は、
ライフスタイルの違いなどといった些細なことにとらわれて、看護の質を落とすようなことがあってはいけません。
患者さまには、
話し方にとても厳しい方や、
すぐ攻撃的になる患者さまなど、
ちょっと関わりが難しい方もいらっしゃいます。
それでも、
人生いろいろ!( •̀ㅁ•́)
男もいろいろ!( •̀ㅁ•́)
考え方もいろいろ!(・`д・´) ですから。
どんな人に対しても真摯に関わる姿勢が看護師には求められるのだと思います。
もしくは、医療側のサービスの不足など、別の基本的な理由から生じているものかもしれません。
『患者さま中心の看護』や、
『質の高い看護』を目指すならば、
「できれば関わりたくない」
「面倒くさい」
とか、そういうネガティブな感情は
必ず邪魔になります!
そういう気持ちがあるなら
克服できるように努力しましょう!( •̀ㅁ•́)
ただ、度が過ぎるクレームや理由なき暴言などに対しては、毅然とした対応を心がけましょう( •̀ㅁ•)
自分のためでもありますし、中途半端な対応をすることがかえって問題を引き起こすこともありますから!(´∀`;)汗
【看護における平等とは、単に等しく同じ看護を提供することではなく、その人の個別的特性やニーズに応じた看護を提供することである。】
当たり前なのですが、
患者さまの疾患やライフスタイルは千差万別です。
どのような患者さまに対しても、
100%同じで決まりきった看護、というものはありません!
それぞれの人にあった
最適な看護を提供することが
看護の平等である
と私は解釈します(^o^)
言葉でさらりと言えても、
実際はそのために
準備だの計画だの評価だのが必要で、
大きな時間がかかりますけどね…( ;∀;)
【看護者は、人々をその国籍、人種・民族、宗教、信条、年齢、性別及び性的指向(同性愛・異性愛などの指向の別をいう)、 社会的地位、経済的状態、ライフスタイル、健康問題の性質によって差別しない。】
実は最近、ゲイの患者さまの受け持ちをさせていただいたことがありました。
ご挨拶をする前は、
ちょっとこわいなぁ…と先入観を持ってしまいました。
ですが、
実際はとてもおしゃれで言葉遣いも普通な気さくな方でした。
(手足にマニキュアなど付けられていたのが記憶に残っています(^o^))
その時、
心の中でホッとしたのと同時に、
(私は人をゲイだというだけで、その人の性格まで悪い方に思い込みしてしまったんだなぁ…(・・;))
と反省の気持ちも生まれました。
いずれにせよ、
人のライフスタイルから性格まで勝手に決めつけてしまうのは、意識的に控えられるように心がけたいですね(^o^)
【また、看護者は、個人の習慣、態度、文化的背景、 思想についてもこれを尊重し、受けとめる姿勢をもって対応する。】
みなさん
日頃、患者さまを尊重することができているでしょうか(*^^*)
尊重というのは簡単に言うと、
相手の精神を大切にするということです。
看護師は、
患者さまが症状を訴えたり、
治療に対する希望があれば、
それに応じてケアをしたり医師に報告したりしますよね。
それを、
- 個人の習慣(自然に繰り返ししていること)
- 態度(反応の仕方やそぶり)
- 文化的背景(地方などで異なる生活様式)
- 思想(こだわり・宗教・信条)
についても、
適当にせずに大切にしなさいよっていうことです(・∀・)
余談…
我が子 しゅわちゃん(4)
例えば、
彼は一日16時間寝てますが、
わざわざ朝に起こしたり、朝昼晩決まってご飯を食べたりはしません。
たまに遊んでも、すぐに飽きたりするし、ときどきかみつきます。
肉食なのですが、ごはんにもこだわりがあり、羊肉と鶏肉系のフード以外は食べません。
でも、そんな彼のライフスタイルを私は尊重していいます(ӦvӦ。)
起きたいときは起こさせて、遊びたいときに遊ばせて、食べたいご飯を食べさせ続けています。
おかげで私は彼と仲良しでいられます。
…話を戻します(;´∀`)
例えばあなたは、
治療に関することや、病院のルールばかりを優先して考えがちになっていませんか?
患者さまやご家族さまの気持ちのことを、
ほんのちょっとでも治療より軽い気持ちで考えていませんか?
もちろん治療に関することは当たり前に大事なことです(*^^*)
でも、それと同じくらい、上の4項目を大切にすることを意識してみませんか?(・∀・)
どれもちょっとしたことですが、
それが、人を尊重するということに近づく1歩なのかなと私は思います!\(^o^)/
というわけで、
看護師の倫理綱領 第2条
を簡単ですが解説してみました!(^_^)v
- 人に平等に接すること
- 人を差別しないこと
- 人を尊重すること
この3つは、
特に技術でも知識でもないのですが、
人に信頼されるためには
とても大事なことだと思います。
逆に言うと、
人に信頼されないことの理由が、
そのままこの反対になるかもしれません。
看護師として働くからには、
どんな人からも信頼される人間になることを目指したいですよね(・∀・)!
そのためにはどうしたらいいんでしょう。
私が思いついたのは、
人と関わる時に、
- その人を見下していないか
- その人を否定する気持ちが生じていないか
- その人の考えを軽く見ていないか
の3点を、必ず意識して心の中でチェックする
ということです。
まあ、私は普段あまり人を見下したりしているという自覚はないのですが、こういうのはけっこう無意識に思っているかもしれませんから…(・_・;)コワイ
看護師としての基礎に、
この習慣をプラスして、
すべての患者さま、ご家族さまから必ず信頼される看護になりたいと私は思います!
というわけで、
みなさんもぜひこれからは
看護師の倫理綱領 第2条
を意識してみてくださいね!!!
人を尊重できる看護師を一緒に目指していきましょう!\(^o^)/
おわり
みなさんのご意見を心よりお待ちしています(^^)