こんにちは、訪問看護師の栗鈴です。
今回の記事は、『【看護】ストレス/コーピング耐性のアセスメント・情報収集の例【ゴードン】』です。よろしくお願いします。
はじめに
マージョリー・ゴードンの看護理論をもとに、全11パターンの情報収集の内容の例と、質問の仕方の例についてまとめてみました。
今回は、コーピング/ストレス耐性について取り上げています!
みなさんは、日頃ストレスたまってますか?私は普段は人に怒ったりすることはあまりないのですが、あんまり話を聞いてくれない先生とか、向こうが悪いのになぜか向こうからキレてきたりする時や、理不尽なことに対しては、めっちゃイライラします!!
でも怒ってもなんにも解決しないので、なるべく自分の中で怒りを笑いに変えたりして、想像力を使って対処したりしています!これぞ、効果的なコーピングです。
↑フリーザ(ドラゴンボール:鳥山明 作)
「ふふふ…まったく人をイライラさせるのがうまいやつらだ……」
怒りを笑いに変えようと必死に取り組むフリーザ様は、まさに帝王の鑑ですね。
ぜひ、参考にして臨床での看護に活用していただければと思います!
それではいってみましょう!
コーピング/ストレス耐性パターンの情報収集の目的
- 患者の生活の中でのストレスの領域と量を知る。
- ストレスに対処するために用いているコーピング(緩和・解消)方法の有効性を知る。
コーピング/ストレス耐性パターンで注目する視点
- 患者が今経験しているストレッサー(ストレスの発生源)を認識、確認できるかどうか
- 過去のストレスとなる出来事をどのように対処してきたか
- 現在のコーピング(ストレス解消・緩和のための対処)方法は何か
- 現在のコーピング方法の有効性はどうか
- 趣味があるかどうか
- ケア提供者の役割はどうか
コーピング/ストレス耐性パターンにおける質問の仕方の例
- 今、何が一番心配ですか?
- 生活上、自分にもっともストレスを与えていると思うものは何ですか?
- 今まで一番つらかった経験はどのようなことでしたか?あなたはその難局をどのように切り抜けましたか?
- 普段の生活の中で自分のことについて何か問題が生じたとき、あなたはどうしますか?
- 普段、どのように問題を処理しますか?
- あなたはいつもストレスや緊張を和らげるために何をしていますか?
- あなたはいらいらしたり心配事があるときにはそれを誰に相談しますか?
- 趣味はお持ちですか?
- あなたの身の回りの世話をする人はどなたですか?
- その方はあなたとどのような関係ですか?
以上になります!いかがでしたでしょうか。
おわりに
ストレスというものは、言いかえると『人生という旅の中で背負った、大事なお荷物』みたいなものだと私は考えています。
ストレスは、豊かな人生を形成する上で、ある程度は必要であるものの、それが大きすぎれば重圧となり、負担や苦痛に感じてしまうようにもなるでしょう。
ですから、ストレスがある程度大きくなったら、上手くストレスと向き合うことで解消したり、他の人からのサポートなどを受けてストレスを軽くしたり、誰かが代わりに運んだりする必要があると思います。
個人差はあれど、人はいつまでも、自分の限界を越えたストレスを背負い込むことは出来ないと私は思います。さもなければ、きっとその人は途中で力尽きてしまうでしょう。だから、人々は助け合ったり、仕事をしたりするし、時には辛く人に当たったり、泣いたり叫んだりすることもある。私はそう思います。
患者さまがどのような人であっても、その人の人生を尊重して、その人の人生の荷物の大きさと中身を知ることに努めて、どんな時でもその荷物を軽くしたり、一緒に運んでいけるように、サポートが出来るようにしていきたいですね!
そんな看護師に、私はなりたい(*^_^*)
おわり!ご意見をおまちしています!
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